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2016年02月19日

「町田工業高校インターン生特別企画」介護付有料老人ホーム「レストヴィラ町田小山」施設訪問取材!

「レストヴィラ町田小山」(SOMPOケアネクスト株式会社)

■介護付有料老人ホーム
「レストヴィラ町田小山」を訪ねました。
私達は東京都町田市にある町田工業高校2年生(女子3名)です。私達の町田工業高校ではインターンシップという仕事体験をする活動があり、今回ケアミックス株式会社という会社でお世話になっています。ケアミックスは老人ホームの紹介をしている会社で、その提携先のひとつである「レストヴィラ町田小山」という老人ホームを見学してきました。

見学する前、老人ホームとは、雰囲気が暗くて会話があまりないイメージでしたが、実際に行ってみると思っていたのとは違っていました。
環境は住宅街で高い建物などがなく、自然が多い所でした。そして、日当たりがとても良く日向ぼっこをする入居者が多いそうです。「太陽に当たると病気になりにくい」と施設の方がおっしゃっていました。

■アクセス
私達は、ケアミックスの方の同伴でJR町田駅から横浜線を利用して10分程度で最寄りの相模原駅まで向かいました。相模原駅南口側の階段を下った先にあるタクシー乗り場でタクシーに乗り、10分弱でレストヴィラ町田小山まで行きました。近くに馬場十字路のバス停があるのが目印です。往復タクシーだけで2500円くらいかかります。行きと帰りで少しタクシーの料金が異なったのですが、タクシー運転手さんの精算ボタンを押すタイミングが遅かったので、行かれる方はタイミングにご注意ください。

他には、下記の様な行き方もあります。
「町田小野路」というのは、「レストヴィラ町田小野路」という別の系列施設のことで、無料送迎サービスは、「レストヴィラ町田小山」と「レストヴィラ町田小野路」、淵野辺駅を行き来しているそうです。

健康管理室とつながっている一時介護室

食事について

レストヴィラ町田小山では、食事に力をいれていて、[5大予防のための食事]というのを掲げているそうです。私達が見学した際は[鮭と野菜の味噌煮]、[刻み昆布と竹輪の煮物]、[ささみと三つ葉の梅和え]、[ご飯]、[お吸い物]をいただきました。食べる前は味が薄いと思っていましたが、食べた感想は、薄く無くとても食べやすく美味しかったです。施設の方によると、流動食だと食べる気がなくなってしまうため、見た目から力を入れているそうです。1日1,600キロカロリー以内で抑えるようにして、季節によって旬の食べ物を提供しているそうです。他にも、和食、洋食、中華、イタリアンなど、飽きずに食べられるようにしているとおっしゃっていました。

また、食事制限のある入居者の方でも、ご家族と一緒に外食する場合は一食程度であれば好きな食べ物を食べて良い許可を出しているそうです。外食から施設に戻った後のご飯をバランスの良い食事を提供し、外食で偏った栄養バランスをレストヴィラ町田小山の食事で補っているそうです。

[5大予防のための食事]

1.低栄養を防ぐ
食事量の低下や偏った食事が続くと、低栄養状態になってしまいます。それを防ぐために、炭水化物とタンパク質をしっかり摂れる食事作りをしています。

2.転倒や骨折を防ぐ
高齢者は寝たきりになってしまうことが多いため、予防で炭水化物、カルシウム、タンパク質をしっかり摂れる献立になっています。

3.老化を防ぐ
高齢になると、血管や細胞が錆びてきてしまいます。その予防のために、抗酸化成分が含まれている料理を毎日30品目標に提供しています。


4.便秘を防ぐ
腸の動きの低下や水分不足、食事の量の減少により便秘になりやすくなっています。その予防で、食物繊維が豊富な野菜類を1日350g摂取できるような献立を心がけています。

5.味覚低下を防ぐ
偏食や、少食が原因で味覚低下になってしまう事が多いです。予防するには、亜鉛を1日10g摂れる料理を提供しています。

食事について
食事について

施設内の中身について

レストヴィラ町田小山は「ナーシングホーム レストヴィラ町田小山」と表記されています。このナーシングホームとは医療と福祉が一体となっている施設のことで、レストヴィラ町田小山では健康管理室と一時介護室の部屋がガラス越しで繋がっていて24時看護師の目がいき届くようになっていました。他の施設にはこういった部屋はあまりないと聞きました。廊下は、横幅が1.8メートルあり車いすの方々もすれ違いができる広さでした。施設内の壁紙は、階によって異なり比較的元気な方が多い階は、赤などの暖色系の明るい色を使用した花柄になっていて、車いすを利用している方が多い階は寒色系の落ち着いた花にするなどの工夫がされていました。

お風呂では、体を洗う際に上半身が冷えないように上からの暖房で室内が暖かくなっています。浴槽はストレッチャーから移動し、その寝た体制のまま入浴できるサイズのお風呂があります。ストレッチャーとは救急車などで患者さんを運ぶのに使う移動型ベッドの事です。エレベーターは、ストレッチャーが2台入る広さで、奥行きがとても広く足の悪い方でも腰を掛けられるよう椅子が用意されていました。
普段使用しているトイレは座った時にドアを開けた人と目線が合う作りになっているトイレが多いですが、レストヴィラ町田小山ではドアに背が向いていて、恥ずかしくないように目線が合わない作りになっていました。

[レストヴィラ町田小山]では、1日4つレクリエーションを行いラジオ体操は毎日しているそうです。他にもボーリング、ぬり絵、ボランティア活動の歌やダンスなど様々なイベントがあるため入居者でも楽しめます。

最後に、施設の方が「やりがいのある素晴らしい仕事」とおっしゃっていて、入居者の方をとても大切になさっているのが伝わり優しい気持ちになりました。今回はお忙しい中私達のために時間を割いて下さり有難う御座いました。

施設内の中身について
施設内の中身について

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