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2017.09.05
介護ニュース

長期化する紛争、シリア難民と障害者の今

今世紀最大の人道危機とも言われるシリア紛争での難民の数はここ五年で480万人にも上ります。その中でも隣国ヨルダンは治療の為、怪我人などが優先的に運び込まれる事から、受け入れている難民63万人の内26%に障害があるといわれています。戦禍によって障害を負っただけでなく家族や友人とも離れ離れになった障害者の方々は、ある者は若くして将来の夢を断たれ、またある者は離縁を言い渡され絶望と劣悪な環境の中での生活を余儀なくしているのです。
しかし、そんな中でも日本を含め世界中のサポートにより希望を取り戻し、将来に向かっての新たな努力と希望の芽が広がり始めています。17歳の時、銃撃により脊髄に損傷を負った事からサッカーのコーチになる夢を断たれた男性は、いつか紛争が終わった後に障害者を支える福祉の専門家になりたいと新たな夢を語り、生まれつき障害のあった男性も、助けてもらうだけではなく誰かの助けになりたいと、NGOの支援で設立した障害を持つ子供の為の劇団でボランティアとして働き始めました。世界中の支援と善意の輪によって、障害を持つ難民の方が社会を変える為に動き始めているのです。遠く離れた日本にあっても彼らの存在を忘れる事なく、これ以上彼らのような存在を生み出さないように戦争を終わらせる為、声をあげていかなければいけません。
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