2017.07.25
介護ニュース
バリアフリーリフォームをする前に
まず、台所、お風呂場、寝室などを同じフロアにすることが望ましいです。それと、各部屋に手すりを付けることで、安心して動くことができます。どうしても同じフロアにできない場合(例えば、2階に台所や水回りがある等)は、階段に手すりを付けてることで移動時の安全を確保することができます。階段が急な場合は、思い切って階段の位置を変えることも検討しましょう。また、生活のメインスペースにする場所は、日当たりや風通しをよくすることも大切です。光があると段差が見えやすくなり、風通しが良いと部屋の温度差が減るなどの大きなメリットがあります。もう一つ大事なポイントは、外に出やすい家にすることです。高齢になると家で過ごす時間が多くなるので、それを解消するためにも外に出やすい設計をすることが必要です。また、緊急時に避難する際に事故がないように、家の中と外をバリアフリーにすることも大事です。外に出る際に高低差がある場合は、手すりを付ける、またはスロープを作ることで段差を解消することができます。
これらをしっかりと事前に決めておけば、後から再リフォームが必要になるなど経済的な負担を減らすことができます。また、リフォームは、入院中やリハビリ期間に行うことで身体の状況に適した設備を揃えることができます。