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2017.07.06
介護ニュース

優生保護法という名のもとの人権侵

「優生保護法」を知っていますか?不良な子孫の出生を防止し、母体の健康を守ることを目的として1948年に施工された法律です。戦後の日本ではこの「優生保護法」の名のもとに、障害のある人が子供を産まないよう、強制的に不妊手術を受けさせられていた時期があるのです。高度成長期には、よりよい働き手を作ろうという考えのもとでこの手術は続き、被害者数16000人以上。
1996年、優生思想に基づく部分が削除され「母体保護法」に改正されました。障害者団体などは、国に対して、手術を受けた人への調査や謝罪を求めましたが、救済の動きはありませんでした。そして、2015年、その被害者のうちの1人が人権の救済を求め、謝罪を求める動きが出始めました。それまで、その被害の苦しみさえも誰にも打ち明けられない日々が続いたというのです。
女性には、産むか産まないかを選択する権利はあっても、強制的に産めない体にされることなど考えられません。今では考えられないことですが、ほんの20年ほど前までこの法律が存在し、このような悲しい出来事があったことに驚き、憤りを覚えます。
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