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2017.05.18
介護ニュース

知らなければならない震災関連死の防止

東日本大震災や熊本地震をはじめとして、こうした大災害においては長期にわたる不便な避難生活を強いられることがあり、それが原因となってエコノミークラス症候群を発症してしまう被災者が増加してしまいます。エコノミークラス症候群は長時間同じ姿勢をとることによって、足の血流が悪くなり血栓が出来てしまい、それが肺の動脈まで運ばれて気分が悪くなってしまい、最悪の場合死に至る疾病です。
ではこのエコノミークラス症候群を防ぐにはどうすればよいのでしょうか、最も効果的な手段は適度な運動と水分補給です。避難所は運動が出来るようなスペースが確保されていなかったり、水分補給が満足に出来なかったりと、エコノミークラス症候群のリスクが高まる場所ではありますが、運動と水分補給を意識的に行うことと、その2つを周りの人にも積極的に進めていくことでリスクの軽減は可能なのです。
また、避難所での生活では他にも高齢者を中心に肺炎などが多く発生することも知られています。これは主に避難所の衛生状態に依るものですが、ウェットティッシュなどを利用した口腔ケアによって防ぐことができます。また、長い避難生活の後に筋力や神経系が衰えてしまう生活不活発病なども問題とされていますが、これもエコノミークラス症候群の対策手段を行うことで防ぐことが出来ます。震災が起こった時にまず私たちがやるべきことはまず自分の身を守ることですが、その次にやるべきはやはりお年寄りや子供など助けを必要とする人が、なるべく健康に安心して避難生活ができる環境を作ることでしょう。そのためにはエコノミークラス症候群の予防策など、大切な命を守るための手段を日ごろから心得ておく必要があるでしょう。
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