2016.11.30
介護ニュース
「シェアハウス」要介護者の最後の砦
介護業界で働く板雅子さん(66)は有料老人ホームに入居できない高齢者のために、2013年に民家を借り「シェアハウス」をはじめました。起床と就寝時の介助サービスのみヘルパーを利用し、そのほかの介助や食事づくり、洗濯などはボランティアが行っています。そのため介護付き有料老人ホームに比べ、費用を半額ほどに抑えることが可能です。
しかし、もし無届け老人ホームとして行政指導を受ければ一部屋当たりの面積の改善や消防設備の導入が必要となり、その費用を捻出するためには利用者に負担してもらうしかありません。「頼る家族もなく、お金もない人たちはどこに行けばいいのか。ここに住む人の暮らしを守らなければ。」板さんは語ります。