2016.06.21
介護ニュース
認知症と物忘れは、何が違うの?
健康な人の物忘れの例としては、「約束の時間を忘れてしまった」「印鑑をしまった場所を忘れてしまった」などです。この場合、「約束をしたこと」や「印鑑をしまったこと」は覚えています。つまり「自分が忘れている」ことを理解している状態です。いっぽう認知症の場合、「約束したこと」「印鑑をしまったこと」そのものを忘れてしまいます。自分が忘れていることを、理解していない状態です。
自分の経験自体を忘れ去ってしまっているので、時によっては理由がわからず、相手に責任を転嫁し怒ることがあるのです。そのような傾向がみられたら、認知症の可能性を疑ってみてください。