6月1日から始まった、違法駐車取り締まり強化に対して、宅配業者や運送会社などから様々な議論がなされていますが、福祉団体やボランティアからも困惑の意見が出されています。
実際、デイサービスではお年寄りの送迎や食事の配達などでは、短時間の路上駐車が避けられませんし、住宅が密集し車が入れない路地では、広い道路に車を置いて迎えに行くことも多く、場所によっては10分以上車を離れることもあります。
この問題については、「福祉関係の車は取り締まりの対象外にしてほしい」と厚生労働省に申し入れた福祉団体もあるようですし、厚労省の担当者も、全国でどのような影響が出ているかの事例を集め対策を考えていくとしていますから、その推移を見守りたいと思います。
しかし、『福祉やボランティアをしているのだから、大目に見るべきだ』という意見は、基本的に間違っています。
最近は、デイサービスの車が多く市内を走っていますが、中には曲がり角の近くに横柄な止め方をして交通渋滞の原因となっている車もありますし、他の車が通行できずに待っていても『当然!』という顔をしている人もいます。また、身体障害者の駐車禁止除外指定車のステッカーを良いことに、何時間も繁華街で当たり前のように迷惑をかけながらと駐車されている車も見かけます。
福祉車両が対象外となったとしても、それはどこでも駐車してよいということではなく、できるだけ交通の妨げにならないように対応することは当然ですし、またボランティア等でも、時間が長くなる場合には、パーキングに止めて、その費用負担について別途検討されるべきでしょう。
年間の交通事故は、100万件にも上り、駐車違反ま車両が原因とされるものも少なくありません。福祉車両も特別ではなく、『短時間の駐車も多くの人に迷惑をかけるのだ』ということをしっかり認識して、その上で、できるだけ高齢者や障害者に負担とならないように、どのような対策があるのかを検討するべきなのです。
2006年06月01日 20:50
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