病院用給食・配食事業のアオイコーポレーションが、食べ物をかむ機能が弱い高齢者ら向けの介護食「ふるる」を開発したとの記事を、高知新聞が伝えています。
商品は、「カレイのしょうが煮」「ホウレンソウのおひたし」等、調理したものをフードカッターやミキサーなど3段階で滑らかにかき混ぜ、寒天などでプリン状に固めたもので、のどに詰まる原因になる余分な水分が出ないよう、メニューごとに具材の分量などを調整し、無添加で自然の色、風味、食感を生かせるように配慮されています。
これまで糖尿病や高血圧などの治療の一環として、病院等で出される治療食は良く知られていましたが、高齢者に対しては、刻んで食べやすくしたり、ペースト状にしたりという対応が一般的で、高齢者の嚥下機能低下への対応は十分に行われていませんでした。そのため、食事中にむせて、気管に入り誤嚥性肺炎にかかる危険もあり、楽しいはずの食事が苦痛だといった意見も聞かれていました。
しかし、この「ふるる」のように、最近ではこれらの治療食から離れ、高齢者や嚥下機能の低下した障害者に対する「介護食」として様々な商品の開発が行われるようになっています。
全ての人にとって、食事は栄養補給という点だけでなく、大きな楽しみの一つです。嚥下機能が低下しても、安全で、そして美味しい食事がとれるような介護食のマーケットは、今後ますます大きくなっていくことが予想されています。
2006年03月06日 07:36
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.osagashi-kaigo.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/36